2010年7月4日日曜日

お手軽な室内ヘリコプター「ミニビー」と戯れる

橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第36回:小学生のころ、ラジコンカーにハマって模型店に入り浸った時期があるのだが、いつも行く店のショーウインドウに、大きなラジコンのヘリコプターが飾ってあったのを思い出す。

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 ラジコンのヘリコプターなど子どもには高すぎてとても手が出なかったが、ヘリコプターの模型 ffxi rmt
を操縦するというのはどんな気分なのかを想像すると、ワクワクするような気分になったものだ。

 そんなヘリコプターを手軽に楽しめる商品が、シー?シー?ピーの「ミニビー」だ。このような商品がわずか数千円で買える今は、昔と比べて隔世の感があるが、とにかくありがたいご時世である。もちろん本格的なラジコンヘリコプターに比べたらサイズも迫
力も小さく、無線ではなく赤外線コントロールだ。操縦できるのはコントローラーから5メートル程度の距離までになる。しかしミニビーには、室内で楽しめるという大きなメリットがある。わざわざ広場や河川敷などに行かなくても、家の中で思う存分ヘリコプターを飛ばせるのだ。これはうれしい。

 価格はメーカー希望小売価格が3129円のところ、 rmt
Amazon.co.jpで税?送料込み1890円で売っていたので、ここで購入した。最近の赤外線コントロール機の相場としては、高くもなく安くもなく納得できる価格だと思う。色はレッド、ブルー、ガンメタリックの3種類あるが、今回は渋くガンメタを選択した。色ごとに赤外線のチャンネルも異なるので、2つ買って一緒に遊びたいときなどは違う色を選択しよう。


手のひらサイズのカワイイ機体

 届いた実物を見たら、寸法10センチのヘリコプターは想像以上に小さく感じた。それに作りもかなり華奢(きゃしゃ)だ。まあ軽さを追求した結果こうなったのだろうが、プロペラのシャフトとかランディングギアなどはかなり細く、ちょっと力を入れたらパキッと簡単に折れそう。ある意味、母性本能をくすぐられるような
手のひらサイズのカワイイやつである。

 メインプロペラもペラペラで薄く、手でつまむと簡単に曲がる。これなら室内を飛び回って人にぶつかっても危険性は少ないだろう。まあ目を傷つけたりする可能性もあるので、注意するに越したことはないが。

 ヘリコプターの小ささに比べて、コントローラーは大きめである。大きめの操作レバーの下は
ヘリコプターをそのまま収納できるケースとなっており、透明カバーで保護されるようになっている。ヘリコプターはそのままカバンなどに入れると壊れてしまう可能性もあるので、コントローラーがハードケースを兼ねているのはありがたい。

 電源はコントローラーに単三形アルカリ乾電池4本を入れる。ヘリコプターの電池はリチウムイオンポリマー充電
池で、充電はコントローラーに接続して行う。透明カバーを開けて、中から出ている充電コードをヘリコプターの充電ソケットに接続し、コントローラーのスイッチをオンにする。パワーランプが赤から緑に変わったら充電完了。充電時間は約30分で、連続飛行時間は5分だ。

●うまく飛ばすには試行錯誤も必要

 実際に飛ばしてみたが、最初はちょっ
とうまくいかなかった。機体がクルクルと回ってしまい、高さも上に行きすぎて天井にぶつかったりして、今ひとつ安定しないのだ。説明書を読むと、このような場合はトリム調整を行うように書いてある。ヘリコプターを平らな場所に置いて、上昇下降レバーを少しずつ倒して離陸させ、トリム調整のつまみを回し続ける。

 これでもうまくいかないので、
今度はリア?フィンの位置を前後に動かしてみた。少し安定してきたようだが、まだ不安定だ。試しにヘリコプターの全面にセロハンテープを貼って、重量バランスを調整してみた。トリム調整とリア?フィン、そしてテープ貼りと、いろいろと試行錯誤を重ねたところ、3度目の充電でようやくまともに飛ぶようになった。

 いったん安定すると、かなり楽しい
。まあ安定したとはいっても上下方向だけで、左右の回転はまだうまく制御できないのだが、それでも自分の思い通りに飛ばせると、大きな満足感が得られる。インターネット上でミニビーに関する評判を見ると、うまく飛ばせた人もいれば、飛ばせなかったという人もいる。このあたりは個体差もあると思うので、あとはどれだけ追い込んで調整できるかがポイントと
なりそうだ。もしかしたら、この調整していくプロセスそのものが、この商品の醍醐味(だいごみ)なのかもしれない。

●後日ふたたび調整が必要に

 ともかく自分の場合は調整を重ねることで意外とうまく飛ばせたわけだが、実はこれには後日談がある。1週間ほど間を空けてもう1度飛ばしてみたら、またうまく飛ばなくなってしまったのだ。重り
の微妙なズレや、リア?フィンの位置の移動が原因だと思うが、ふたたび調整する羽目となってしまった。

 このように精度という点では少し物足りない面もあるが、価格が価格だけに個人的には納得できる。とにかくヘリコプターの無線操縦を一度やってみたいという人にはオススメだ。

 ちなみにこの商品、テイルプロペラのスペアも同梱(どう
こん)しており、交換の仕方なども説明書で丁寧に解説している。また、交換用のテイルプロペラのセットも販売していたりと、アフターサービスもしっかりしているので、メンテナンスすれば長い期間、遊べるだろう。ワタクシのように、子どものころにラジコンヘリコプターにあこがれた人は、ぜひ挑戦していただきたい。

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